ライゾマティクス_マルティプレックス に行ってきました
はじめに
以前から注目していたライゾマティクスの個展が6/22(火)で終わってしまうとのことで、何とか時間ギリギリ行ってきました。
最終日の時間ギリギリだが、来れました。#rhizomatiks_multiplex pic.twitter.com/csq3W5SUDE
— Motohiro Imura (@imunew) 2021年6月22日
- ライゾマティクス_マルティプレックス | 展覧会 | 東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO
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ライゾマティクスを知って、好きになったきっかけ
遡ること、2013年になるのですが、情熱大陸を観たのがきっかけでした。
動画がありました。 公式ではなさそうなので、後で保存しておこうっと。
今回、行ってきた個展でも展示されていましたが、「traders」という先品の舞台裏の話が特に大好きです。
Rhizomatiks×ELEVENPLAY “multiplex”
当然、展示内容そのものの動画はないのですが、関連動画を載せておきます。
Daito Manabe: morphecore
真鍋さんの頭の中でイメージした動きを再現している感じっぽいのですが、ものすごいシュールというか、どことなく攻殻機動隊感漂う展示でした。 動画あったので、とにかくこちらをご覧ください。
- 「アレは何なんだ」
- 「ポストヒューマンと呼んでいる」
CGの真鍋さんが「ポストヒューマン」にしか見えない(いや、それ以上かもしれない)。
fencing_tracking
東京オリンピックの招致の際のプレゼンテーションにも使われたという、フェンシングのARトラッキング。
詳しくは、こちらにまとまっていますので、興味ある方はぜひ! research.rhizomatiks.com
また2016年より、実試合導入を目標として、剣に一切の加工をせず、選手に負担をかけずに剣先の位置をカメラ画像のみから検出するためのシステムの開発を開始した。フェンシングの剣先は非常に早く動き、剣は曲がりやすいので形状変化が大きい。また剣先は4Kカメラで捉えて数ピクセル程度の幅しかなく、画像認識で見つけるには細すぎるといった問題があった。そのため、解析用カメラのハード選定からはじめ、一般物体認識用の深層学習アルゴリズムであるYOLO v3をベースに、多段構成の一般物体認識用の深層学習ネットワークを新規開発。4Kの解像度情報を失うことなく剣先位置を高精度に検出するアルゴリズムを開発した。また、1台のカメラでカバーできる範囲は8mほどしかないため、最終的にはピストの両サイドから24台の4Kカメラを設置し、試合領域全域をカバーすると同時に、剣先検出のロバスト性を向上させた。また、複数台の検出結果から3Dの剣先位置を推定するシステムの開発も行った。
フェンシングを生で観戦するモチベーションが爆上がりする仕組みですし、相手選手の研究とかにも使えそうですし、フェンシングが次のレベルにいくきっかけになりそうな技術ですよね。
OK GO
OK GOは、アメリカのロックバンドなんですが、ユニークなミュージックビデオで有名で、たぶん、一番有名なのは、「I Won't Let You Down」(2014)で、撮影地が千葉ということもあり、日本のメディアでも多く取り上げられました。
2017年にリリースされた「Obsession」という曲のミュージックビデオでは、567台のプリンターが使われているのですが、その制御などを真鍋さんが担当したようです。
メイキングの動画も公開されていて、こちらには、真鍋さんのインタビューシーンもあります。
おわりに
先日(2021/6/25)に45歳になった私ですが、なんと真鍋大度さんと同い年なんですね。
ライゾマティクス、真鍋大度さんを知らない方、特に若い方に少しでも知ってもらいたいと思い、リンク多めでまとめてみました。
「ライゾマティクス_マルティプレックス」展のまとめ記事としては、もっともまとまったブログではないかと思いますので、拡散していただけますと幸いです。
ではでは。